トレーニング&コンディショニングセミナー2019
2019年7月20日土曜日
に行ってきた。
やはり走る事も大事だけど、たまには論理的に身体のコンディションについても学ばなければならないと思っている(笑)
今回は川内優輝さんがゲストということで、僕も話を聞きに来た。
朝11時、新橋駅にてラン友さんと待ち合わせ。
ラン友さんがまさかの春日部大凧ランシャツで登場!
いきなりナイスボケをかまされた(爆)
一緒にランチを食べてから、会場であるニッショーホールへ。
ニッショーホールへ到着。
受付を済ませて、ホールロビーへ行くと、協賛メーカーさんの展示がされていた。
カネカ、ニッスイ
会場のセミナーについては撮影の2次利用は禁止とのことで、始まる前の写真だけ掲載(笑)
司会は福島和可菜さん
今年の東京マラソンでサブ3を達成された女性ランナーだ!
1部は日本体育大学教授で日本陸上競技連盟科学委員長の杉田正明教授の講演
2部はパネルディスカッションで川内優輝さん、野口みずきさん、トヨタ自動車陸上長距離部監督の佐藤敏信さん、杉田正明教授の4名
パネルディスカッションのテーマは下記の通り
・夏場のトレーニング
川内選手は、平日2日はスピードトレーニングで週末の土日は日光のいろは坂の上で20キロや30キロ走をしていたとのこと。これは夏場でも比較的涼しいところで練習したかったため。
野口みずき選手は海外や北海道で練習したとのこと。こちらも涼しいところを求めてとのことだ。
つまり2人とも涼しいところで走るそうだ。夏場の暑い時期に暑い場所で走りつづけると、内臓疲労が起きて結局体調が悪くなるので、レース直前に暑熱馴化していくほうがいいそうだ。
・食事・栄養補給について
川内選手は食べたいものを食べたいだけ食べるそうで、その分走るとのこと(笑)前日は必ずカレーを食べることがルーチン。
野口みずきさんは前日は肉を食べるとのこと。
・体調管理について
やはり年間で重要なレースが2~3本あるが、そこに向けて調整をしていくそうで、練習で疲れて免疫が落ちるので、体調管理は気を付けているとのこと。川内選手でも走りたくない日があったりするが、その時は休むとのこと。
野口みずきさんは実業団所属だったので、月1回は血液検査をして、あとは便の状態、体温など毎日細かくデータを取っていたとのこと。
・レース前の練習方法
野口みずきさんは、1カ月前にハーフレースを入れて、そこから本番に向けて距離を少しずつ減らしていく。3日目には刺激入れをしてあとはジョグでつないで本番を向かえる。
ちなみに川内選手は月間走行距離は800キロくらいで、野口みずきさんは1300キロほど(笑)
川内選手はこの8月は月間走行距離を1000キロ目指すと言っていた(笑)
・厚底シューズvs薄底シューズ
これは、僕的にも興味深いテーマだった。
結論から言うと、川内選手も野口みずきさんも薄底が好きとのこと。
野口みずきさんは現役時代はN社の厚底シューズがなかったのでわからないけどと言っていた。
川内選手はN社のヴェイパーFを履いて走ったことがあるそうで、自分には合わないと思ったと言っていた。ただ、練習はGT2000やゲルカヤノを履いているそう。本番はソーティ。
・今までで一番印象に残っているレース
川内選手は先日優勝したボストンマラソン。
野口みずきさんは、なんと?2004年2月の青梅マラソンとのこと。
アテネ前の青梅で、ゴールテープの向こうに報道カメラマンがたくさんカメラを構えていて、フラッシュが凄かったそうです。もともと上り坂好きとのことで、走っていても最高に気分が良かったとのこと。
・マラソンで1時間59分59秒は可能か?
皆さん、あと2年の間に出るのではないかと言っていた。
分析されている結果としては、人間の能力だと1時間57分58秒まで可能という科学的根拠があるらしい。
それにしても川内優輝選手のコンディショニング方法が破天荒過ぎて会場は常に大爆笑(笑)
更に質問コーナー
・レースドリンクの中身は?
川内選手は、オリジナルドリンクで、ハチミツやアミノバイタル、レモンなどなどを調合しているそう。ネットで作り方が出回っているけど、少し違うらしい(笑)
野口みずきさんは、アミノバリューとポカリスエットだそうです。ポカリスエットは薄めないでそのままとのこと。
12時40分から16時30分までのセミナーは非常に面白かった。
最後に会場に川内優輝選手の奥様である水口侑子さんが見に来ていて、サプライズで登壇。結婚のお祝いをされていた。
参加賞はATHLETE Q10シリーズ