スーパービジネスマンの一番長い日

反省しない爆笑ランナー(笑)

かすみがうらマラソン完走記



かすみがうらマラソンの激走から3日たった水曜日のこと。
夕飯時にパクパク食べていると、奥歯に激痛が走った。
噛めば噛むほど痛くなる。
ヤバい虫歯でもできたか?
すぐに収まってきたが、それから金曜日になってもまだ痛みがとれず、
昨日の夕方歯医者に行った。

先生に、
「どうされました?」と聞かれ、
「奥歯が痛いんです。」と僕。
「上ですか?下ですか?」
「下です。」
「ずっと痛いんですか?」
「噛むときに痛いんです。」
とりあえずレントゲンを撮る。
これは虫歯ではなく、疲労からくる歯茎の炎症ですねとのこと。
しばらくして疲労がとれれば自然と治りますよ(笑)

ここでいう疲労とは、間違いなくかすみがうらマラソンのことだ(笑)
今までフルマラソンを走って疲労によって歯茎が痛くなるということはなかった。

それだけ、凄まじいフルマラソンだったということか?

2017年4月16日日曜日
今シーズン最後のフルマラソン


まさに伝説のレースとなるような灼熱のロードレースだった。

まず、今回は前日までシューズを何にするか悩んでいた。
なぜなら最近のフルマラソンでは、走るたびにランナーズニーを発症しているためだ(笑)
僕の場合2択だ。

アディダス アディゼロジャパンブースト3
アシックス ターサージール5(Slim)
ジャパンブーストはクッションが効いているが、ターサーと比べると少し重い。
一方ターサージールは、とても軽いがその分ソールが薄く足への衝撃が大きい。

ちなみに、千葉アクアラインと古河はなももはターサーを履いて走り、湘南国際と青梅はジャパンブーストを履いて走った。
悩むところである。
結局、その時のインスピレーションでジャパンブーストに決めた!



当日になり予報通り天気は快晴で、最高気温が26度まで上がることになる(汗)
やはり最初から厳しい展開になることは容易に想像できる。

僕はいつもより1本多めにポカリスエットを準備しスタート前にがぶ飲み、水分を多めにとった。
あとで考えるに、結果としてこれが良かったのかもしれない。



さて、時計の針が9時を回り、ブロ友メンバー全員でスタート地点に向かうため、川口運動公園の三帆(さんぽ)広場で気合の1枚を激写(笑)

今回は奇跡のBブロックスタートだったこともあり、適度な緊張感がたまらなく心地よかった。

そんなスタート直前のBブロックに整列しているブロ友メンバー3人でまた1枚(爆)
この時点ですでに気温は17度まで上昇。
じんわりと汗がにじむ(汗)


おちゃめな3人(笑)

ちなみに今回のかすみがうらマラソンのフルマラソンの部の参戦者は、男女合わせて16,117人だ!
関東近郊では、ほとんどのランナーがこのレースを今シーズン最後のフルマラソンとしている。

さすが日本三大マラソンの一つだけある。

定刻の10時になり、スタート!!


16000人がスタートするとこんな感じになる(爆)

スタートは順調な滑り出し。
人の波に乗って、ポクポク進む。

1キロちょうど手前で、JR常磐線の上の陸橋を通過するが、その上でちょうど応援に来てくれていたブロ友さんが大きな声で別のブロ友さんを見つけ名前を呼ぶが気付かず、道の真ん中を走っていた僕が気付いて思わず、オウッ!って手を挙げて答えた(爆)完全に条件反射だった。

最初の1キロを通過し、手元のガーミンフォアアスリート235Jがブルっとなった(笑)
5分42秒
ちょっと遅いが、まあいい感じだった。

いつもなら4分50秒から5分ジャストくらいで前半を抜けていくところだが、今回は後半戦が厳しい状況になることがわかっていたこととランナーズニーが発症することを鑑みて、前半は5分ジャストから5分15秒辺りで抜けていくように考えていた。

2キロ通過
5分3秒、その後5分9秒5分3秒5分7秒と想定通りの一定したペースを維持。
最初の5キロまでは我慢の走りに徹した。

さて、5キロまで来て最初の給水所だ。
案の定さっそく給水が追い付かないというアクシデント(笑)
注がれた紙コップは瞬間的になくなり、少し待たされる。
最初の給水所でこれだと、この後の給水所もヤバいかもしれない(汗)
やっとのことで給水してまたポクポク進む。

6キロ目からは陸連登録のランナーを探して、その方を自分のペーサーと見定めて、ついていく作戦を決行。
陸連登録のランナーはゼッケンを前と後ろにもつけているため、すぐにわかる。

B1〇〇〇番のちょうど同じペースで走るランナーを発見。その人についていくことにした。
うっかり抜かさないように斜め後ろを並走していく。



序盤は市街地の中を走るため、沿道の応援も途切れることなく、しばらくは気持ちよく走れる。
10キロ通過、そして15キロ通過と陸連登録のペーサーについてポクポク進む。
しかし、18キロ辺りからだんだんペーサーのスピードが落ち始める。
5分21秒だ。
これはまずい。すぐに追い抜き、ここからボッチレースに切り替える。
これは誤算だった。25キロくらいまでは引っ張って欲しかったが、灼熱のレース展開であるため、セルフコントロールは難しい。

19キロ4分57秒、20キロ4分52秒
そして、ハーフまで来た。
1時間50分08秒
なんとか想定内のペースだ。
前半は緩やかでアップダウンが繰り返される展開だが、後半はかすみがうら沿いを走るフラットなコース。



暑さも更に厳しくなり、日差しもキツい中、後半戦に入る。

ちなみに、今回は桜をイメージしたミズノのピンクと白のウェアを着用。
わりと春らしいコーデネートにしてみた(爆)



さて後半に入ってから歩き出すランナーが続出し始める。

僕もだいぶ辛くなってきていた。
日陰もほとんどなく、そして容赦なく照り付ける太陽の下をポクポク進まなければならない。
給水所の500m手前で、”あと500mで給水所です”の看板があるが、そこから給水所までは1キロくらいあるような気がしてくる(笑)
※実際は本当に500mだったらしいけど(爆)



後半は給水所が8か所あるので、私設エイド含めると12か所はあるだろうと考え、給水所と給水所の間は走り、かつ給水所ではしっかり止まるように切り替えた。

ペースもだいぶ落ちてくるが、給水所では水を2杯取り、頭と顔にかける。
次にスポドリを2杯取り、2杯ともがぶ飲みする。



30キロを過ぎてくると、周りには倒れ込んでいる人や、歩いている人、完全に休んでいる人、足が攣ってしまっている人など、コースの両サイドに途切れることなく佇んでいる。
しかし、僕は今回不思議とランナーズニーは発症しなかった。
そのため、ポクポク走り続けることができた。
それでもペースはだだ下がりだ(笑)
ただひたすら暑くて、意識が朦朧としているし、気が付くと顎が上がっている。



35キロ辺りにある農家さんの私設エイドに立ち寄る。
ここは、暖かいお茶にレンコンがある。
僕はここでレンコンを頂く。
メチャクチャ美味しい~!
マジで美味しいレンコンだった。

そして次の給水所までポクポク進む。



なんとか39キロあたりまでやってくると、いよいよ応援の人が沿道を埋め尽くして待っており、ラストスパートをかける。
40キロあたりでも、倒れている人がいるほど厳しいレース展開。



歯を食いしばって走る、ここは踏ん張りどころだ(笑)
最後の橋を渡って左に折れると、いよいよ川口運動公園の陸上競技場に入ってくる。



陸上競技場入口を入ると、すぐにゴールエリアが見えてくる。
ゴールエリアにぶら下がっている電光掲示板の時計に目をやると、ちょうど4:00:00になっていた。

ん?たしか、僕のガーミンフォアアスリート235Jは3:53:00くらいだったはず。

ヤバい、まさかのサブ4を逃すかも(汗)
ここまで来て、まさかゴール直前に数秒の差でサブ4を逃すなんて・・・
瞬間的に頭をよぎる。

そう考えたら、自然とゴール直前にまさかの全力疾走(爆)



そして、

ぐおぉぉぉぉおおぉ~る!!!(爆)



3時間59分08秒

あ~あっぶね~(汗)

ビビった~。



ということで、なんとかサブ4を死守することができた。

完走率
全出場者:13,117人
完走者:11,326人
DNF:1,791人
完走率:86.34%

近年まれにみる低い完走率だ。



昨年は暴風雨、そして今年は炎天下とかすみがうらマラソンは、
間違いなく伝説のレースだ(笑)